2015年11月6日金曜日

東名阪道・四日市JCT~新名神・亀山西JCT 新名神が開通するとどれくらい距離が短くなるのか?

2018年度に開通が予定されている、新名神の三重県区間。

東名阪道渋滞解消への切り札となっているわけですが、距離が短くなるというメリットはあるのでしょうか。

少し調べてみました。







23.6 東名阪道
5.3 亀山連絡路
28.9km 合計

4.4 伊勢湾岸道
23.4 新名神
27.8km


距離的には1.1km短くなります。

豊田~草津を通行する車の場合、
東名名神経由が160km
→伊勢湾岸東名阪新名神経由が126km
→伊勢湾岸新名神経由が125kmになると言えます。




距離短縮効果はなくもないといったところです。
ただ、他の区間と比べればちょっと寂しい感じですね。




もう一つ気になるのが、新名神の新規インターは、東名阪の既存ICの代わりになるのかということです。
新名神では、菰野IC(こもの)が開通します。(他にはありません)
菰野IC、という名前にはなっていますが、事実上新名神の四日市ICです。


赤いほう、新名神の黒い点が菰野IC
青い方、東名阪の黒い点が四日市IC
オレンジ色の線は国道477号・四日市湯の山道路、信号が少ない
(菰野ICから四日市市中心部付近までは大半が開通済、残りは平成30年度開通予定)


四日市市内から西へ向かう車、西から四日市を目指す車の多くは、新名神開通後は菰野ICで乗り降りすることになるわけです。

鈴鹿IC、四日市東ICを利用する車は従来通り東名阪道を使うでしょう。
一方、四日市ICの利用台数はかなり減ると思われます。







新名神・三重区間の交通量はどうなるか?


新名神三重区間からは、名阪国道方面や伊勢道方面へはかなり行きづらい構造となっています。
(行けなくもないんですが、大きく遠回りしてしまいます。JCTの構造がかなり特殊なので)




そのため、新名神三重区間を通行する車はほぼすべて滋賀や京都・大阪方面へ抜ける車になってしまいます。これに加えて、2015年の今、四日市ICを利用している車の大半が新名神に移行します。

というわけなので、交通量は  新名神<<東名阪道  になる可能性が高いですが、東名阪道では現在のような深刻な渋滞は起きなくなるでしょう。
できればあと1つくらいインターがあれば、新名神の交通量がもう少し多くなると思うんですけどね。


2018.02追記
新たにこのような画像を作ってみました。2019年度以降の予測はかなり甘めに見積もっています。たぶん東名阪道の交通量は+1万台くらいまで伸びると思います。2005年度の道路交通センサス(伊勢湾岸道全通後、新名神亀山~草津開通前)の数字と同じくらいになるのではないでしょうか。
新名神が1日4万台通行するとしても、1日7万台近くの車が東名阪道に集まることには変わりないようです。それを基本片側2車線の道路で渋滞解消できるかどうかは不透明です。もちろん2018年度以前よりも格段にマシになることは変わりないのですが。
3連休以上の時期には東名阪道の渋滞は残ると考えたほうがよいでしょう。

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