旧タイトルは「広告収入を得る(金儲けする)ことを目的として、車載動画を撮影・Youtubeに投稿するのは絶対にやめておいたほうが良い」です。
広告収入目的の場合、車載動画は儲かりません。時間と金の無駄です。
(追記)
ということを書いた記事なんですが、これを書いた2014年12月から3年以上経った今(これを書いているのは2018年3月です)でも当てはまります。
(追記終わり)
今回は、金儲け目的で車載動画を投稿することの危うさについてです。(車載動画、ドライブ動画、ドラレコ動画など)
2008年から車載動画を投稿し続け、Youtubeで少ないながらも収入を得ている私の意見です。好きなことで生きていくと言いながら金儲け至上主義に走っている一部の斜陽Youtuberへの警告にもなるのかもしれません。他の方よりは参考になると思います。
ちなみに私のYoutubeページはこちらです
https://www.youtube.com/user/rcp193
私の場合、2008年ごろから車載動画を撮影し続けてきました。
もともと、ほかのアップロード者と違って、走行音重視の志向でしたが、その場合だと、著作権がすべて私のものとなるためYoutubeに投稿すると広告収入を得ることができます。
(有名な音楽を入れたら、広告収入を得るのは実質不可能となります)
そこで、Youtubeでしばらく動画を投稿し続けて、実績を積んで2010年12月に、広告収入を得る許可が出ました。それから投稿数に応じて収入が上がっています。
(当時は「Youtubeパートナー」になる以外に収益化する方法がなかったのです。人力による審査で、基準は不明でした)
とはいっても、かけたお金に対して、戻ってくるお金は微々たるものです。Youtubeの規約上、具体的収入を明かすことはできませんが、基本的に撮影するためにかけたお金は~20年かけて回収できれば良いと考えています。
(数か月どころか数年のスパンで見ても、投資金額を回収することは基本的にできません。20年かけても無理なものは無理です。時間の経過とともに、再生数は減っていくのですから…。たとえば、2010年12月末に撮影された関東遠征、国道51号・355号編によって4年間で得られた売上は、かかった費用の半分にも満たないのです)
なぜなのかは考えてみればすぐわかります。車を運転して、撮影するだけでお金がかかります。ガソリン代や高速代、それ以外にも自動車のランニングコストがかかります。車を所有している場合は、どれくらい自動車のランニングコストがかかるか見えづらいですが、レンタカーの利用料金で置き換えてみればわかりやすいと思います。(レンタカーを借りる費用は大体1日5000円くらいから)
街を歩いたり、適当な安い商品を買ってレビューをする、いわゆる"Youtuber"の方よりもコストをかなりかけているのがわかります。
一方で再生数は伸びませんし、1動画あたり収入もかなり少ないのが現状です。
正直もっと頻繁に撮影して動画を投稿したいのですが、したくても金がないのでこれ以上の頻度では撮影に行けないのです。
(2018.03追記 2014.12にこれを書いたのですが、現在も当時と似たようなペースでの投稿が続いています)
Youtubeで継続的に車載動画を撮影している人の傾向も似たようなものだと思います。皆、金と時間の問題があって撮影に行けないような感じがあります。
撮影機材についてはなるべく良いものを使っています。今年(2014年)はついに4K撮影可能なビデオカメラを新調しましたが、綺麗な映像を撮影することが目的でした。(資金回収できるかどうかなんて関係ない)
ちなみに4K環境を導入したのはYoutubeの車載動画界隈では私が初めてです。というわけではありません。すでに関東を拠点に活動する方が導入していたのです。私は”4K機材を導入した人”としては2人目となりました。
4K動画は低画質のフルHD映像と比べると確実にランニングコストがかかります。
5TBのHDDを増設しましたが、確実に来年中には4K動画だけで全部埋まるでしょう。
今回、4Kハンディカム購入とは別に、動画撮影・編集に特化したパソコンを自作しましたが、これにも金がかかってますね。(CPUは5000円のセレロンなんですが)
(2018.09追記 その後60TBほどHDDを増やしましたが、なかなか厳しい状況が続いています。単価は2015年ごろよりは安くなってはきているのですが、このとき買った5TBのHDDの寿命がきそうなのに金がなくて買い換えられません)
これはあまり関係ないことだとは思いますが…私は子供のころから地図を見るのが大好きで、どんな道路があるのかをひたすら調べてきました。その情熱は結構な年齢になった今も衰えることはありません。
国内でどんな道路が開通するかは高規格道路や主要国道であれば10年先まで把握していますし、今年度どんな道路が開通するのかもすべて頭に入っています。情報は毎年追っています。
ここまですべて読んだ方はわかると思いますが、
基本的に、車載動画投稿者は
「車載動画を撮影するのが好き」
「採算度外視」
「良い撮影機材を揃える」
「道路に強い興味がある」
傾向にあります。
このような知識の豊富な人たちが採算度外視で多く活動しているんですから新規の方が金儲けのために参入したらどうなるかなんとなく想像できると思います。
「予想以上にお金がかかる」
「そもそもちゃんとした映像を最初は撮影できないので撮影分が全部無駄になる」
「音楽をかけずにひたすら道路を走り続けるのはつまらない」
「どこ走ってるのかわからない」
「再生数が伸びない」
「4Kカメラ高杉 すぐHDDが動画で埋まる」
(フルHDにしてもすぐ埋まるんですけどね)
と苦しんで、車載動画参入したはいいものの数か月から半年程度で撤退します。車載動画ブームは2008年ごろに起こりましたが、参入してはすぐ辞めた人をこの7年間でYoutubeでもニコ動でも山ほど見ています。(2018年追記、現在も変わらないです)
この記事を書いたのも、半端なことをするくらいなら最初からあきらめてもらうのが目的です。金儲け目的で始めてすぐやめる人が山ほどいて、それって見てて気持ちいいものじゃないですしね。
ここまで書いていることは全部うそで、あなたは結構儲けてるのではないか?と疑っている人がいるかもしれませんが…儲けてたらもっと動画投稿頻度を上げていますし、活動の場は日本にとどまっていません。それにこんな記事は書きません。
車載動画を金儲け目的で撮影してYoutubeに公開するくらいであれば、もっとほかの有意義なことに金と時間を使ってほしいと思っています。
一方、金儲けする気がないのであれば好きって気持ちがあれば5年でも10年でも20年でも続きますので、本当に好きって人にはぜひとも入ってきてほしいと思っています。
「好きなことで、生きていく」ことはできなくても、長く続ければ(←かなり重要)
ガソリン代くらいにはなります。(100本投稿した程度ではガソリン代にはなりませんし、視聴回数の伸びる動画と伸びない動画があります。そしてどんな動画が視聴回数を伸ばすことができるのかは私でもわかりません)
ちなみに、続けるコツは、「力を入れて編集しない」です。凝りすぎると面倒くさくなって続きません。続いてない人って、視聴回数伸びないのに凝った動画を作りつづけて絶望して放棄してるというのが多いです。
事故系、トラブル系はどう?
いつトラブルに遭遇するかわからないですし、遭遇して事故ったら大変ですし、そういう動画ばっかり見ている人、コメントする人は視聴者としての質が悪いです。(100%完璧な運転を常に要求してきて、少しでも撮影者に落ち度があれば袋叩きにされます)
偶然撮影できたら都合の悪いところを消して公開する、程度でよいと思います。事故に遭わないのが一番いいのですから。
今はそれらの事故系トラブル系の動画も飽和状態で再生数が伸びません。
風景垂れ流し系よりは伸びる程度です。あまり期待しないほうが良いでしょう。
どら@へび年 です。
返信削除概ねここに書いてあるとおりです。登録者10000人突破まで9年半。1000人ルールができるまで気にしたことなかったし、1つも登録してとお願いしたこともないのでありがたいです。
インストリーム広告を入れていない現状だけだと単価が少ないので、最初と中間を1つずつ広告は追加するテストしてどのくらい違うのか見極めています。
車載動画で追加で書くとなぜか駐車場関係(立体や地下)だけ伸びています。ニーズの理由はわかりませんが、駐車場の走行もドライブの一貫としてやってきた(昔からアップしている)ので追加の手間はなかったです。
長野遠征に行った長野駅の地下駐車場が一番再生数ありますが、予定になかったもので、レンタカーを返すまで時間が余っていたし、30分無料で翌日駅に行くから事前に見ておこうかと入った代物です。偶然は恐ろしいのですが、長野ドライブのメインは、本来ビーナスラインのつもりですが、再生数を見ると、再生数を期待して参入するは禁物ですね。
事故のリスクは高いからある意味、命がけの表現もできます^^;
どら@へび年様、コメントありがとうございます。たまにチャンネルを見て未知の複雑な道を行く前には参考にしています。(庄内川堤防道路を走る前にかなり予習しました)
削除コメントとても参考になります。うちも気づいたら1万人突破間近でとってもありがたいです。
駐車場動画が伸びるという件は結構驚きました。もしかしたら今後うちも真似するかもしれませんがご容赦ください。(でも普段は立体駐車場や地下駐車場には行かないので、上げることはないと思います)
何の動画が伸びて、何が伸びないか、って全然わからないですよね。何年かけても法則が不明ですから、一生わからないままだと思って撮影しています。それで事故のリスクがあって、お金もかかるのですから、趣味以外ではやれないですね。