2015年11月25日水曜日

登坂車線が一番左側に設置される理由とは?

東名阪道上り・亀山JCTから四日市方面に向かうところの付加車線



高速道路の車線が増える場合、一番右側に増えるのが一番いいと考えがちですが、実際に「付加車線」が設置される場合には一番左側に設置されることがほとんどというか例外はありません。

(小仏トンネル手前だけ唯一特例で認められています)


なぜ、一番左側に設置されてしまうのでしょうか?





実は特別な認可が不要だから登坂車線や付加車線が一番左側に設置される
というだけなんです。



車線を本当に片側1車線分増やす場合、偉い人が集まって会議をする必要があります。

高速道路の暫定2車線区間(対面通行区間)、4車線化手続きの簡素化が実施されますhttp://rcp193.blogspot.jp/2015/11/24.html

この記事にも出てくるんですが、

国土開発幹線自動車道建設会議

というものを開いて承認を得ないとないと道路の拡幅が行えません。



しかし、付加車線設置なら面倒くさい会議で承認を得なくてもできます。

だから登坂車線などは場合に応じて左側に作られているんです。



現在でもNEXCO東日本は付加車線設置工事を順次進めています。


渋滞の原因を分析し、渋滞解消・緩和対策を実施しています



付加車線には、車線幅や路肩等を通常の車線増よりも少ない幅で設置できるメリットもあります。ただし路肩などは少し狭いので事故った場合に注意ですね。

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