2020年6月22日月曜日

Fractal Design Define 7を購入 ストレージレイアウトを構築する際の注意点

Fractal Designという人気ナンバーワンのPCケースメーカーがあります。
特にDefine R5は大ヒットしましたし、後継のR6も人気です。
R6の後継である7が出ました。今年2020年、12年ほど使っているPCケースを買い換えるつもりだったため、(安いR5やR6ではなく)思い切ってDefine 7を買うことにしました。



ただ、私の用途は特殊で、「たくさんHDDを搭載するために良いケースが欲しい」です。それも安い4TBを10積むとかじゃなくて、最低8TB以上を大量に積むです。4K動画を大量に保管しているため、どうしてもこうなってしまいます。

R5やR6と同じく、Define7でもHDDの大量搭載は可能となっていますが、私が7でストレージレイアウトの構築に若干苦労したので、記事にして残しておきます。
(普通の人はレイアウトを変える必要がないです。Ryzenの空冷CPUクーラー+SSD1+HDD1の事例ではまったく苦労せずにものすごく楽にパソコンを組み立てられます。本格水冷の人はストレージレイアウトと同じくネジを外す必要があるため、苦労するかもしれません)










この記事を作ってしまうほど困ったのはただ一点です。

「通常レイアウトからストレージレイアウトにする際に外さないといけないネジが、どれもこれもことごとく固い」です。

プラスドライバーが若干しょぼいからかもしれませんが、私のドライバーでは歯が立たない感じでした。しかもほぼすべての人が使うだろうネジは簡単に外れるので、余計に「なんだこりゃ」ってなってしまいました。
(ちなみに、5.25インチ入れるところのネジも、マルチブラケットのネジもむちゃくちゃ固いので気をつけてください。)



結局、工具を追加して解決することにしました。ネジザウルスというのを買っておけば困らないだろうということで、買いました。バイスザウルスです。潰れたネジ穴のネジでも大体外れるというすごいやつです。
これでネジはほぼすべて外れましたが、しかし、1つだけはずれないままでした。
(その1つの場所ですが、写真を載せておくので参考にしてみてください。言葉で説明するのは難しい場所です。)



そこで、呉5-56の強化版のラスペネというのを使ったあとに、バイスザウルスを使うことでやっとネジが動きました。その後も格闘してなんとか外れてストレージレイアウトにすることができました。



ストレージレイアウトについてですが、隙間なくHDDを11台積んだ場合には、冷却という点で問題が発生するかもしれません。文字通りですが、詰めてHDDを設置すると隙間がほぼないです。



しかし、このケースは、12cmケースファンをHDDの横に3つつけることができます。デフォルトの配置だとHDD側2つ、反対側に1つ配置されているため、反対側のをHDD側に持ってくるか、新たに1つファンを買うことをおすすめします。
HDDの反対側には14cmケースファンをつけることもできますので、14cmを買うのも一つの選択肢かもしれませんね。HDD側にも14cmケースファンはつけられるのですが、2つしかつきませんので、12cm×3にすることを強くおすすめします。


また、現在では、SATAポートが10以上存在するマザーボード自体がほぼ売られていません。HDDをたくさん積みたい場合、インターフェースカードの利用をおすすめします。私の場合は、ASRockのX370 Fatal1ty Professional Gamingを2019年購入してギリギリ間に合いました。



そんなこんなで苦労したPCケースですが、ネジが外れやすくなってからはかなり良いです。今まで古いPCケースを蓋をあけたまま使ってたので、快適度合いが違います。


ここまで書いたのですが、SATAポート10をフルで使うのはおすすめしません。私の場合、やむにやまれぬ事情があるからです。まだSATAポートは7つしか使っていませんが(2020年6月現在)、これ以上の拡張となると電源的にも若干しんどいですし、配線はぐちゃぐちゃになります。

それでもこれしかないケースであるのも間違いないので、HDDをたくさん積まざるを得ない人にはおすすめです。7だとちょっと狭い気もしますので、XLも含めて購入を検討してみてください。

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