2018年4月18日水曜日

WDの8TB外付けHDD「MyBook」を買ったら、未知のHDD「WD80EZAZ」が入っていた

4K動画を頻繁に投稿するため、よくHDDを買います。

2018年4月にMD04ACA50Dという東芝の5TBHDDがカッコン…カッコン…と言い出したので、先は長くないなと思って現役を引退させるためにWDの8TBのHDDを買いました。購入したのはアメリカのAmazonです。

Amazon.comで買うと安いんですよね。169ドル+送料+税金ということで、現在の請求額は21,000円くらいです。この額から税金が戻ってくるはずなので、実質2万円くらいで買えるということになります。

WD 8TB My Book Desktop External Hard Drive - USB 3.0 WDBBGB0080HBK-NESN
https://www.amazon.com/dp/B01LQQHLGC/
(18日現在、マケプレからでしか買えなくなっている…)

4月9日に買って18日に届きました。


この外付けHDDに入っているHDDには、以前からある噂がありまして…HGSTの8TB、ヘリウムタイプのドライブが入っている可能性が高い、ということです。HGSTの8TB、ヘリウムタイプと言えば、WDのRedなどとも共通のものです。









redditのフォーラムでも見てもらえればいろいろ書いてるのがわかります。
https://www.reddit.com/r/8tbEasystore/comments/7h292h/wd80efzx_wd80efax_wd80emaz_wd80ezaz/

WD80EZZXが入っているというレビュー報告があったのが2016年ごろだったでしょうか。2017年末ごろにはWD80EMAZが入っていると言われていたので私はたぶんそれが入ってると思って買いました。

(ちなみに、アメリカ在住の方は BestBuyというサイトでもっとお買い得なWD 8TBを買えます。日本には送って貰えませんのでご注意ください。)


買ってチェックしてみると、入っているのは WD80EZAZ でした。

(温度高いけど、これは3TB分のデータを一気にコピーしている最中だからです。平時は32℃でした。)



EMAZだろうと思っていたので、EZAZという未知の型番に戸惑いましたが、先程紹介したredditではこのような事が書かれています。

 I guess the difference remains a mystery between WD80EMAZ and WD80EZAZ.  Given the part number match though I'd expect all of them to have the same characteristics.
 The earlier WD80EZZX (or WD80EFZX) is labelled as US7SAJ800 equating a Ultrastar He8-8 SATA.
 In short, looking at the Ultrastar P/N indicators:
 WD80EZZX (Full white label) = US7SAJ800 = Ultrastar He8-8 SATA (3.3v reset, source WDBBGB0080HBK)
 WD80EFZX (WD Red) = US7SAJ800 = Ultrastar He8-8 SATA (source WDBCKA0080HBK)
 WD80EFAX (WD Red) = US7SAL080 = Ultrastar He10-8 SATA (source WDBCKA0080HBK)
 WD80EMAZ (White label with metal strips) = US7SAL080 = Ultrastar He10-8 SATA (3.3v reset, source WDBCKA0080HBK)
 WD80EZAZ (White label with metal strips) = US7SAL080 = Ultrastar He10-8 SATA (3.3v reset, source WDBBGB0080HBK)

EZAZに該当するのはUltrastar He10-8なのではないかと言われていますが、He10-8とは仕様が微妙に違ってきます。

ネット5400rpmであること、そしてキャッシュが盛ってあるということです。
ただし、CDIではキャッシュの増量は確認できませんが、redditの投稿を見る限り、キャッシュが128MB→256MBに盛られているという話があります。

人気のWD Red 8TBとも似ていますし、EasyStoreから購入するとRedが入っていることもあるようなので、安く高性能な外付けHDDを買いたい人はこのMyBookを買うと良いのではないでしょうか?



ちなみに日本語の保証書が入っており、豪州とNZを除く全世界で保証が受けられるということが書いてありました。







Seagateの8TBはどうなのか?


Seagateの外付け・8TBは日本でも19,800円で買うことができて大変お買い得ですが、このHDDはSMRという記録方式を採用しています。

SMRという記録方式を使ったHDDは、多番組同時録画であったり、読み込み書き込みを同時に行う行為、頻繁にファイルを書き換える行為が極端に苦手です。逆に言えば、それらをしない場合であれば極めてお買い得とも言えます。

WDの8TBはPMRという記録方式を採用しています。こちらのHDDであれば、読み込み書き込みを同時に行ったり、頻繁にファイルを書き換えても特に問題はありません。
外付けHDDを購入しようと思っている場合は、用途によって使うHDDを決めることをおすすめします。

こちらのページも参考に
2018年、このHDDがお買い得だ!HDD購入ガイド  https://rcp193.blogspot.jp/2017/12/2018hddhdd.html



WDの新6TB WD60EZAZとの違いはなにか?
2019年2月に突然発表された新6TBですが、SMRかどうかわかりません。続報を待ちたいと思います。ちなみに8TBのWD80EZAZはSMRっぽい動作はしていません。

4 件のコメント:

  1. お久しぶりです。再びコメントさせていただきます、といっても道路についてではないのですが
    どうやらWD MY BOOKは基盤を剥がしフォーマットさえすれば普通のSATA接続HDDとして使えるようですが、なぜこのWD MY BOOKだけが160$という特異的な価格で売られているのかが分かりません。外付け方式ではないWDの8TB HDD はamazon.comでは340$程であります。
    どういうからくりなのか気になって仕方がありません。なにか思いつきますか?

    返信削除
    返信
    1. コメントに気づくの遅れましたすみません。安さの理由ですが、たぶんSeagate対抗モデルだからなのではないでしょうか。SMRではありますが、Seagateの8TBも同じくらいの価格で売られていますので。

      削除
    2. 返信ありがとうございます
      対抗モデルと言うだけでこれほど安くなるんでしょうか。分解の手間さえ惜しまなければ半値で8TBを2つ入手できることになるわけですから驚異的です。SMR嫌いでseagate嫌いの私にはとても魅力的に見えます

      削除
    3. 対抗モデルということもありますが、このHDDの型番はバルクでは販売されていないものです。外付け専用品でコストを下げている可能性があります。通常のWD Redとは違うということを念頭に置いたほうが良いかと思います。どちらかと言えばBlueと似たような特性があるのではないでしょうか。(根拠はありません)
      HDDの価格はこの1年ほどで急激に下がっており、また1.66TBプラッタ(PMR)も登場しています。2019年にはHAMR/MAMR方式のHDDも登場すると言われています。
      安くて品質の良いSeagateのSMR HDDの登場でWD HDDの価格が下がっても特に不思議には思いません。

      削除