2020年2月7日金曜日

Youtubeのチャンネル登録者を11年半かけて1万人にした話

2008年の8月ごろからYoutubeに動画を投稿し続け、2020年の2月7日、ついにチャンネル登録者数が1万人の大台を突破しました!
1年かそこらで軽々と超えていくチャンネルも多い中、私は11年半もかけてしまいました。気がつけば2010年代丸々ジャンプしていますね。

ここまでの歴史を振り返るとは言わないまでも、細々と続けてこられた理由と、今後の展望について、今回はブログで発信してみようと思います。

チャンネルの概要
https://www.youtube.com/rcp193




2008年に投稿を始めたが…

当時も今も根本は変わっていません。私の投稿ジャンルは「車載動画」というものです。違うといえば、画質、倍速をかけてるかどうか、くらいです。生きた化石みたいになってしまっています。今も昔で画質は向上したけど根本的な進化はしていません。ただそれが良いと感じている人もいるでしょう。今更私が「ついに届いた、フルサイズ… はいどーもrcp193です。今日はね、ついに届いたフルサイズミラーレス」みたいなレビュー動画をアップしても誰も見ないと思いますしね。

先日も「ただ撮っただけではだめです」とコメントで言われたりもましたが、今も昔も変わらないということが、チャンネル登録者が1万人になるまで11年半もかかってしまった理由でもありますし、今も微々たるものながら視聴者が増えている理由でもあるのだと思います。

なので、歴史を振り返ろうとしても難しいというか…まあ機材とか昔から今までYoutubeがどのように変わっていったかについて解説しましょうか。

記念すべき最初の動画は、2008年9月にアップされました。(撮影は2008年5月)







初期から収益化できるまで(2008~2010年)

2008年に動画を投稿しはじめました。一発目は旅行していた北陸地方の能登有料道路(当時)をアップしましたが、当時は地元の四国の動画があんまりないので、自分で撮影ばっかりしにいきましたね。金銭的にも苦労していたので四国から外に出ることはほぼありませんでした。これは2010年まで続きます。
ちなみに初期は結構機材が目まぐるしく変わっていましたね。初期で一番多いのはカシオのコンデジで撮影したものです。これは1回の撮影が10分に制限されてるので相当苦労しました。
その後2009年にXactiのHD2っていうHD(1280*720)で撮影できるすげーカメラを格安で手に入れたので、それを1年ほど使っていました。HDといっても今振り返ってみるとお察しレベルですね。2020年の今、当時のカメラを考えるとよくこんなの使ってたなーって感心するレベルです。
ちなみに当初から倍速以上の速度に編集して動画をアップしていました。これは2015年ごろまで続きます。

初期に撮影した、富士フイルムFinePixでの動画(320✕240)

2008年当時にメインで使っていたカシオのコンデジでの動画(848✕480)

2009年当時にメインで使っていた、Xacti HD2での動画(1280✕720)








2010年に、XactiのHD2じゃあかんやろってことでHD2000を買ったんですがこれが数ヶ月で壊れてしまって、しょうがないのでついに導入することにしました。憧れのソニーハンディカム。CX370という機種で、6万円くらい、当時はもうすごい金出して買ったなって感じる高額買い物でした。
そしてその年の12月、パートナーシッププロブラムに受かり、収益化許可が降りました。当時の審査ってハードルこそないものの基準が不明で、どうやったら受かるのかわからなかったですね。2012年には誰でも収益化できるようになるんですが、パートナーと収益化できるだけだと微妙に待遇が違うみたいでした。(その後2018年から再び審査制に戻りますが、現在の審査性と2011年頃まで続いた審査性とは根本的に異なります)






収益化からHD動画投稿時代(2011~2014年)

収益化できたこともあり、撮影する機会が増えて動画投稿ペースが安定します。ただ、2011年と2020年の今を比べてみても、ペースは変わらないです。時間制限が取っ払えたのも大きかったですね。30分くらいの長時間動画が投稿できるようになりましたが、回線がADSLだったので30分が限界で、「その2」「その3」みたいに分割した倍速以上の動画は投稿が続くことになります。

また、2011年頃から遠征して日本全国各地を撮影する機会が多くなりました。四国在住なのですが、今ではすっかり四国以外の動画のほうが多くなっています。

安定していき、収益もまあ上昇傾向(ただし、緩やかすぎて平坦なのではないかと感じるくらいの緩やかな上昇傾向です)ということもあって、そのうち、HDよりも上の技術のほうに眼が向いていました。4Kです。

2013年には30万円で4Kハンディカム(AX-1)が出ましたが、センサーサイズ的が小さいこと、また2kg以上あり持ち運びに耐えられないことを考えて(そしてそもそも高すぎて)手を出せませんでした。
しかし、2014年、4Kハンディカムの決定版、AX100(クリックすると、ヨドバシの販売ページに飛びます)が20万円で発売されます。悩みに悩んだ末、2014年の秋に買ってしまいました。買わなければよかったのに。地獄の始まりです。

ちなみに、2013年の末にチャンネル登録者数が4桁に到達します。この頃は2020年には5桁に到達するとは想像もしなかった…(夢の世界の話だと思っていた)

ハンディカム CX370での動画(1920✕1080)



4K動画化したが出費が急増して苦しんだ時代(2015~2017年)




4K動画を大量撮影するスタイルは出費が多すぎて本当にしんどいということを身を以て体験したのが2015年からの数年間です。ただ、画質は劇的に向上しました。これより上はなかなか難しいですし、これより上にしようと思ったらまた地獄の日々が待ち受けていると思うので、2020年になった今も、機材の超4K化はできないと思います。

何が厳しかったのかといえば、パソコン部品代、特にHDD代です。フルHD時代は12Mbpsだったのですが、4Kになっていきなり60Mbpsに、そして2016年秋からは100Mbpsに設定変更したこともあって、やばすぎるほどHDDに金がかかっていきます。

2015年~2016年当時は、1TBあたり3000~5000円くらいかかっていました。そして年間に10も20も動画の容量が増えていくものだから、それだけで十万は軽く超えるヤバイ代物です。フルHDで動画投稿する人は本当に賢いです。

他にも、4Kをまともに再生するためにパソコンを全面的に刷新しました。これもかなり出費がかさみましたね。2020年の今でこそそれなりの出費で全然いけるのですが、当時は大変でした。そしてそのPCも今考えると性能不足だったということを、2019年にまた全面刷新したときに思い知ります。
あと、SDカードも64GB→128GB→256GB→512GBと買い足していきましたね。ポータブルHDDも2TBで始まって2017年には4TB、さらに翌年は5TBになっていました。それでも全然足りないと感じるのだから4Kはヤバイですね☆


2019年11月当時のHDD使用状況です


4K動画を量産するスタイルは今でもやっぱりしんどいと思うのですから、5年前の2015年とか今から考えると地獄だったでしょうね。そりゃ変な商材掴まされそうにもなるわって思います。
ただ、今から考えると、昔の4K映像を今残すのは不可能だからこそ、あの時代に4K化した判断は正しかったのかなとは思います。

今はもう見ることができない風景を4Kで(平田食事センター)



国道2号・早島→岡山 逆方向の動画(2014年に4K撮影)


ちなみに、この時代から等速動画をアップし始めました。アンケートを実施したところ、等速を望む声が大きかったのです。そして視聴回数は等速動画>>数倍速動画になってしまったため、数倍速動画は投稿をやめてしまいました。数倍速動画を楽しみたい人は、ダウンロードしてからお手持ちのパソコンのプレーヤーで倍速かけてお楽しみください。スマホで4倍速再生とかどうやるかわからないので、パソコンで見てください。ちなみに私は元ソースを4倍速で再生して楽しむ派です(撮影者の特権)。

あと、コミケで下道本シリーズを出し始めました。車載動画の撮影で得たデータを元に、主要都市間の所要時間を調べ上げて本にしています。2019年末の時点で7冊本を出しました。コミケで「スコルゾネラ」というサークルを見つけたら買ってください。大量に在庫あります。


4K動画の投稿がやっと安定した時代(2018年~)

4K動画撮影へのハード面の投資がやっと順調に終わったが2017年末ごろで、あと、HDDの単価がかなり下がり始めたのもこの時期です。2018年になってやっと安定化してきました。
(もっとも、この時期には同人誌刷りすぎて印刷費の支払いが大変でしたが…Kindleでの電子書籍もあるのでできれば買ってください



2018年の前半には、ついに47都道府県すべての動画を上げることに成功します。
あとはそんなに語ることはありませんね。半年で1000人のペースで、登録者数が増えていっています。

2019年にはGoPro HERO7 Blackを買って開通日走り初め生中継をぶれない映像で実施できました。(ただ、GoProはこの1回しか使わないまま型落ちになってしまったので大赤字です)

そして、ついに2020年の2月にはチャンネル登録者が10000人を突破したわけです。






動画投稿を続けていて印象に残っていること


いろいろありましたが、定番といわれる動画をいくつか作ることができたのはよかったですね。首都高の危険な構造一覧っていうのが代表作になると思います。あと、2019年に23時間半の動画をアップしてみたら意外と好評です。


ほかは特にないですね。まあでもいろいろ道路を回れているのは本当に幸せなことです。行きたい道は半分くらいは行けたと思います。ただ全然行けてない気持ちも強く、撮影のたびにあの道行きたい
と思うことが多いですね。

将来の展望

投稿ペースを維持することが一番の目標です。とにかく11年半もよく生き残ってこれたなぁというのが正直な感想なのです。正直2000年代からやってるYoutuberでこんな低空飛行してる人まずいません。大物になってるか辞めてるかのどっちかです。(今からでもUUUMとか入ったら大物になれますかね?無理でしょうし私自身は大物になる気がないです)

どこまで今の路線のまま生き残れるでしょうか?どうなるかわかりませんが、まだ生きているし、視聴者も増えてきているのはよく感じていますので、このガラパゴスなチャンネルは続けていきたいと思います。ただよっぽどのことがない限り、自分からやめることはありません。

もしも環境的にもっと楽な状況になった場合、超4Kの機材を導入してさらなる画質の向上を考えていますが、超4Kの時代はいつやってくるかはわかりません。ちなみに最新機材の情報は常に追いかけていますが、まだまだ全然あかん感じです。


せっかくだから次買うカメラについて考える

2020年2月現在愛用しているソニーの4Kハンディカム・AX100が6年目を迎えており、故障した場合に備えて次のカメラについても考えないといけないところですが、このカメラの後継機種が1つしか出ていない(AX700)、しかも画質がほとんど変わらないということで、次買うカメラがないという事態になっています。

今考えている候補が、ソニーのコンデジでもあるRX100M8(未発表、2020年オリンピックまでには出るでしょう)、AX100をまた買うくらいですが、AX100よりは進化したカメラが欲しいというのが正直なところです。

GoPro HERO7 Blackの4Kは画質が低く代わりにならないですし、8も9(未発表)もMAXも代わりにはできないでしょう。

Youtuber御用達のパナソニックGH5というカメラはどうなのか?と言われそうですが、他に使ってる車載動画撮影者の方がいますので除外しています。

SIGMAのfpも一時期考えてはみましたが、車載動画撮影のタフな環境に耐えられるとは思いますが、良い動画が得られるかどうかわからないので除外しています。そもそも私dp0 quattroユーザーなのでfoveonじゃないとって気持ちはあります。foveonで動画は無理ゲーだってわかってはいるんですけどね。
フルサイズで4K動画は夢ではありますが、他の人とは違って120MbpsでRAWじゃない動画撮りまくる常識外のスタイルになってしまうので、宝の持ち腐れになってしまう気がします。金は出せます。




と、こんな感じで今は次どこへ行くか考えつつも主に代替機について頭を悩ませています。絶対にやってはいけないのは画質を落とすことなので、RX100M7(,8,9)を使ったらAX100より画質がよくなるとわかればいいんですけどね。

遠くない将来には画質を上げることができるかと思いますが、しばらくは今のカメラでがんばります。これからもよろしくおねがいします。

2 件のコメント:

  1. 2010年からずっと見てます笑 変わらないスタイルで投稿してくれていることが何より嬉しいです笑 これからも頑張って下さい!!

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    1. ありがとうございます。変わらずにがんばります。

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