2016年11月3日木曜日

2017年のLCC 国内線新規就航路線 独自予想

2015年末に書いた記事はそれなりに当ててそれなりに外したので、今年も予想してみます。


2016年、今年はこのLCCがこの国内線に就航? 独自予想
http://rcp193.blogspot.jp/2015/12/2016lcc.html



注意:この記事ではエアアジアジャパンの就航は考えないものとします。どう考えても2017年中に就航できそうにないからです。




現在の路線図を見てみましょう。うーん、あんまり増えてないですね。

2015年末の路線図(予定路線・エアアジア含む)



ということで、2016年の今年1年はほとんど増えてないのがわかります。
春秋航空日本が、成田~関空・千歳を増やしたくらいです。



ただ、来年は国内でも新規就航路線が出てくると予想できます。
Peach、ジェットスタージャパン、バニラエア、春秋航空日本、国内4社すべて機材を大幅に増やす計画だからです。機材を増やすと、国際線だけでは難しいです。
特にPeachは2020年には17→35と倍に増やす予定となっています。

そこで、Peachは既に新千歳と仙台を拠点にすることを表明していますし、さらに新千歳とは別の道内空港からの便を飛ばすということも発表しています。



  • Peachが就航する、新千歳ではない道内空港はどこか?


ということで、まずはPeachの道内就航空港を予想してみます。

たぶん函館です。もしかしたら釧路、あと女満別。可能性があるのはこの3空港です。
就航時期は2017年冬か、2018年春のいずれかでしょう。

函館が最有力の理由は、函館の都市圏がオホーツク、釧路の2地域よりも大きなことにあります。それでいて、函館~札幌の移動はかなり面倒で航空需要があります。鉄道、高速バスとの競合がかなり激しいですけどね…。(道外の似たような路線で関空~松山というのがありますが、こちらも需要はあります)
また、新幹線という競合もあり、函館~成田では運賃を高く設定できないという弱点もあります。しかしほかの就航地と比べて有利なのは間違いありません。

函館~成田・関空 函館~新千歳 この3便が新たに就航するでしょう。


釧路と女満別が次点で有力なのですが、こちらは函館よりも人口が少ないという弱点があります。ただし、競合は釧路の場合はANA(ADO)・JALから飛んでいる羽田便(あと季節運航の伊丹・中部)、女満別の場合もANA(ADO)・JALの羽田便(とADOの中部便)だけであり、道東に安く行く手段は現状存在しません。また、こちらも新千歳~釧路・女満別の道内便があります。
競合の少なさを考えるとこちらも就航を考えてみていい路線ではあります。
もし就航する場合は釧路or女満別~成田・関空 釧路or女満別~新千歳 の3便でしょう。

旭川空港はないと思います。なぜなら、千歳~旭川の航空便は近すぎて成り立たないからです。


Peachのその他の国内線就航予想

昨年の予想では那覇~石垣を挙げてたのですが、結局就航しませんでした。ソラシドエアがPeachの代わりに就航して(それなりに安い値段で)飛ばしています。2017年も就航見込みはないでしょう。あるとすれば、成田~石垣の直行便でしょうけども…

宮古就航もないと思われます。宮古島と橋でつながった下地島にある空港に旅客ターミナルを作って事実上の新宮古空港とする、という計画が浮上しています。どうも実現の可能性も高そうです。もし就航するなら、下地島空港ターミナル完成後でしょう。

新千歳~仙台は2016年には就航がありませんでしたが、時間の問題でしょう。
他にも、新千歳からは福岡や那覇への就航があるかもしれません。
仙台からは福岡便の就航があるかもしれません。

成田~長崎も場合によってはあり得ますが、現段階では厳しいかもしれません。
(既存路線の増便に充てたいでしょうし)

(やっぱり妥当すぎる予想になってしまった)


ジェットスタージャパンの新規就航路線予想

正直わからん。たぶん国内線就航はないと思いますが、国際線が意外と苦戦してるようなので、何かあるかもしれませんね。

バニラエアの新規就航路線予想

関空から国際線を飛ばし始めたこともあり、関空からの国内線を増やす可能性があります。現在就航している奄美、那覇、新千歳は有力候補ですね。

春秋航空日本の新規就航路線予想

こちらも関西から国内線を飛ばす可能性は高いでしょう。一つポイントなのは、春秋は基本的に中国の航空会社です。中国から日本へ行く場合の人気観光地の一つには、北海道があります。関空から新千歳へと路線を就航させる可能性はありますね。






  • (航空会社関係なく)新規就航予想


赤が就航してもおかしくない路線、桜色のピンクが個人の妄想レベルで就航があってもおかしくないと考えている路線

新千歳~函館、仙台、福岡、那覇はPeachではありうると思います。
あと仙台~福岡、函館~関西・成田、成田~石垣、関西~奄美は上でも予想したとおりです。

他の部分について。

福岡~松山を敢えて赤くしているのは、個人的な願望です。
愛媛県民としては就航するまでこの路線のLCC新規就航を訴えていくつもりです。
なにせ、福岡は地図上では近いのに遠い…。往復4万円は高すぎる。

秋田空港への就航を予想していますが、これは「東北では仙台以外には秋田くらいしか有望な場所がないため」です。就航があるにしても、まずは函館が先でしょう。

高知空港への就航を予想していますが、これも消去法で「国内で見た場合、高知と宮崎くらいしか有望そうな場所がない」という点を考慮しています。ちなみに画像で宮崎~成田を入れようとして忘れてしまいました。申し訳ありません。
ただ、高知の場合、「成田」以外の選択肢がないというのが問題となります。そして、高松や松山にすでに就航していることも足かせとなっています。宮崎の場合、そのような足かせがないので、Peachが成田~宮崎を就航させることはありうるでしょう。

北九州空港への就航も予想していますが、こちらも高知と同様、「成田」以外の選択肢がない難しい路線となっています。松山線を入れているのは個人的な願望です。(松山~福岡への新規就航が難しいなら、北九州もあるよという意味で)

那覇~鹿児島線を予想していますが、これはPeachが那覇を拠点にするにあたり、国内線でも成り立ちそうな地方路線を予想してみた結果です。地方路線だと、まずは鹿児島となるでしょう。まあ可能性は低いと思いますけどね。




  • 国内線を開拓しないと、各社の経営が厳しくなる


国内線の運航は、許可された国内の航空会社だけが与えられた特権です。しかし国際線ばっかり増やしていても外国の航空会社と差別化できません。国内路線も開拓する必要があると思います。そして私のような国内在住の人もそれを望んでいます。
国際線はこの1~2年でかなり増え、台湾、韓国路線は過当競争となっています。その状況を打破するために、2017年から2018年にかけて、国内線の拡充は進むものと考えています。半分願望込み。

0 件のコメント:

コメントを投稿