2015年9月11日金曜日

iPhoneなどスマートフォンの4K撮影機能 本当に必要なのか?

iPhoneにもついに4K動画撮影機能が加わるようです。

スマホで4K動画が撮影できる本格的な時代が訪れましたが、
必要性はあるのでしょうか。

結論から言えば、メリットよりデメリットのほうが多いので
4K撮影機能が備わっていたとしても使う必要はないということになります。

撮影するのであれば、フルHDに設定して撮影するのが一番良いと思います。
ビットレートは60fps(60p)を選んでください。



4K撮影ではCPUやチップセット等にかなりの負荷がかかるため、本体がかなり暑くなります。
現在のスマホ等では数分程度の撮影で暑くなりすぎて撮影停止になってしまいます。

それを編集しようと思うと、パソコンでもかなりのマシンパワーが必要となります。
撮ったものをそのままインターネット上にアップしようとしても、
フルHDとは比べ物にならない大容量ファイルであるために時間がかかります。
パケット通信ならあっという間に7GB制限超過です。

仕様は良く知らないのですが、おそらく100Mbpsではないかと思われます。
1時間撮影した動画(たぶんそんなに撮影する前に熱暴走で止まると思う)が22GB程度の容量です。

撮影時も撮影後も、不便が多いというのが実情です。


ちなみに私が使っているビデオカメラ(ソニーFDR-AX100)は、
iPhoneよりも大きなセンサーとレンズを使って4K撮影を実現しています。
しかし、ビットレートは100Mbpsもしくは60Mbpsです。

あと、所有しているスマホ(LGL23)でもなぜか4K撮影ができます。
(買ってかなり後に気づいた)

試しに同じ場所を撮って比較したことがありますが、差ははっきりわかりますね。
(色調なども違いますが)

差を比較した動画を作ったまま放置してたので、この記事制作のついでにアップしました。




4Kで撮影をしたいのであれば、センサーサイズの大きなビデオカメラもしくはデジタル一眼レフカメラを買うのが最も良いと思います。
センサーサイズが小さいスマホでは、もしかしたら4KとフルHDで差がほとんど出ないが容量だけは倍以上になるという結果になるかもしれません。
またセンサーサイズが小さいビデオカメラも同様です。
ソニーのハンディカムで言えば、FDR-AX100とAX30の間には大きな画質差があります。

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