2024年の12月19日だったかに、衝撃的な情報がありました。三菱電動車両サポートの大幅値上げです。2日後、私の家にも三菱からのお気持ち表明手紙が届きました。
何が困るかといえば、三菱車は充電速度が総じて遅いので割安なカードでも相対的に割高になることです。
とはいえ、こうなることは私自身がEV購入するときから覚悟していたというか、いつになるかだけを気にしていました。そもそも電動車両サポートはeMPサービスを利用しているわけで、いうなれば三菱がeMPに金払ってサービスを提供していたわけですから。eMP利用の他社サービスもいろいろ値上げされてしまったのでどうしようもないです。2025年5月末までは従来料金なのでまあよく持ったと言えるでしょう。
さて、6月からは新料金になるのですが、どうするか。考えていきます。
電動車両サポートは継続しないのがベター
いきなり結論を言うなら、電動車両サポートは高すぎるので私自身は解約の見込みです。
電動車両サポートの料金を見てみましょう。ベーシックプランは月額1,100円で急速充電44円/分です。プレミアムプランは月額2,750円で急速充電33円/分です。他社だと大体55円/分が標準的な料金となっています。つまり、元をとるためには月額100分(ベーシック)、125分(プレミアム)の充電が必要です。年間だと1,200分、1,500分。それでようやくトントン、ハチャメチャに使い続けないと元がとれないです。利点は認証が簡単なことくらいです。普通充電は6.6円/分と3.3円/分。三菱車は3kWしか使えないので、1時間あたり充電して1kWあたり130円/65円で充電することとなってしまいます。急速充電より割高です。
全国ランダムに旅しまくっている人なら利点はないわけでないですが、今ではいろんな事業者がいるのでそれらをフル活用して馴染みの充電スタンドを使うのが一番良いのかなと私自身は感じています。みなさんが使う充電スタンドは使い慣れるに従い固定されていくことになるわけですし、安い充電事業者は意外とあります。
継続しないとした場合の難点はeMPのビジター認証がハチャメチャで面倒くさすぎるという点です。これはeMPに改善を求めるしかありません。改善しないとどうなるかは簡単で、eMPの充電器を避ける傾向になるだけです。あらゆる事業者の中でeMPのビジターが一番面倒くさいですし安くもないですから。
他の事業者も結構面倒くさいといえば面倒くさいのですが、一度登録すればそんな面倒くさくはなさそうです。良い事業者はエネオスのチャージプラスで、フェリカ決済ができて46円程度※フェリカ決済する場合は49.8円と他社と比べて比較的安いです。
ガソリンよりお得になるラインを探る
アイミーブMの電費は12km/kWh(下道・春と秋) 11km/kWh(下道・冬) 10km/kWh(高速道路・春と秋) 9km/kWh(高速道路・冬 と下道・夏) 8km/kWh(高速道路・夏)という私自身の実感があります。
50kW機種だと大体2分で1kWhくらい充電できます。92%くらいまで最高速を維持してくれます。
前に乗っていた車の燃費は20~25km・Lだったのですが、180円/Lとすると、20km/Lのときで1kmあたり9円、25km/Lのときで7.2円です。
ということで計算をしてみました。
アイミーブの充電代は、eMPやエコQ電の55円/分つまり110円/2分の場合は12km/kWhの場合で約9円、8km/kWhの場合で12.2円となるようです。つまり、ガソリン換算だと15km/Lの車と同等になることもあるということですね。思いの外高すぎて驚いてしまいます。最高に電費がよい環境でも8~9円/kmで、これくらいなら100万円の軽自動車のほうがランニングコストが安くなります。
ただし、家で充電する分は私の家で契約している四国電力の電化eプランで25~30円/kWhなので、1kmあたり3円くらいとなり、40km/Lの超低燃費車よりもコストがかからない、ということになってしまいます。
他にも、私の家の近所には22円/分の50kW機種が複数存在しています(全国的にはレアです)。時間料金のため充電速度が早いか遅いかでも料金はだいぶ違います。全国的には無料で急速充電できるスポットもあります。
この変動の激しさこそがEVの特徴とも言え、充電する場所次第で1kmあたり0円に限りなく近づくこともあればガソリン換算で1L500円以上になることもあるというのがネックとも言えます(40A機種で1分55円だとガソリン換算1Lあたり500円以上になります)。
なので、どうするか悩んでいる人は「近所やよく通る道の充電スタンドの料金を徹底的に調べ、いきつけの充電スポットを作る」のが安く運用するには最も重要です。悩む暇があればgogogsで調査を開始しましょう。意外と安い充電スポットはたくさんあります。私自身もそうして安い充電スポットをある程度見つけました。どこにも入らずにしばらくはやり過ごす予定です。
月額料金方式を避ける
こんなことを書くと各事業者から怒られそうですが、この群雄割拠の時代では月額料金を支払うこと自体がリスクであり余計なコストともいえ、従量課金を続けることが一番リスクが低いです。
毎月1,000円でもeMPでも20分くらいは充電できるのですから、だったら都度課金したほうが有意義です。
長距離メインの人はハイブリッド車で
長距離メインで安さを気にする人はハイブリッド車や低燃費軽自動車への買い替えを真剣におすすめします。高速道路を走行し続ける場合、節約方法がないのです。ガソリンは200円/Lでも電気自動車よりも安く運用できます。しかもガソリン200円の半分くらいは税金なんです。電気自動車はハイブリッド車換算だと税金なしで300円/Lくらいの単価になります。100km走るのに10Lも使う車ならともかく、たかだか3Lか4Lしか使わない車に乗ってたら環境に悪いなどと文句は言われないでしょう。言う人はおかしいです。
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