2016年1月18日月曜日

2016年1月18日関東豪雪(仮)で高速道路会社はどのような対策をとったか

一番特徴的だったことは、完全通行止めにする前に「チェーン規制もしくは冬用タイヤ規制」を敷くことで特攻隊の通行を未然に防いだことです。2014年2月豪雪でとんでもない通行止めが続いてしまった教訓を生かしました。



  • 暖地での高速道路運用方法が降雪地と同じになった


暖地においては、従来は夏用タイヤでも通行可能な状態を可能な限り維持する→無理ならチェーン規制もせず即通行止めという措置をとっていたのですが、今回は通行止めになる前にチェーン規制(冬用タイヤ規制)を実施しました。結果的にノーマルタイヤ特攻隊を減らせたことになります。

といっても、効果があったのは東名で名古屋方面へ行き来するためのルートのみで、中央道や関越道などはチェーン規制程度ではダメでした。かなり気温が低い状態が続くのでしばらく通行止めでしょう。




  • 関東地方は南東北と同じだから東北並の備えはしておくべき


こう書くと激怒する人がいそうだけどまあいいや、太平洋側の北海道・東北地方は雪が降るときはどかっと降りますが降らないときはずっと晴れています。関東地方であれば海沿いは暖流の影響で雪が降りにくいですが、少し内陸に入ると2月ごろの低気圧がやってくると雪が降ります。かなり降ります。埼玉県や山梨県であっても、冬場はかならずスタッドレスタイヤを付けたほうがいい地域と言えます。にも関わらずスタッドレスタイヤを持っていない人が多いです。

関東地方は釧路、苫小牧、八戸、三陸、仙台、福島浜通りなどと似たような特性を持っていると考えておくべきです。さすがに2014年、2016年と豪雪が続いたからスタッドレスタイヤ装着率は上がるでしょう。仙台でスタッドレスタイヤをつけてない人がバカ扱いされるように、さいたまでもスタッドレスタイヤ装着は必須です。(といっても釧路や仙台の人たちも雪が降るのには慣れてないのですが)







  • 静岡から西に住んでいる人はこの豪雪から何を学ぶべきか


山陽道や高松道、松山道や九州道でも普通にチェーン規制(冬用タイヤ規制)が実施される場合があります。寒くてもノーマルタイヤだけで関東までなら行けたのは過去の話です。

高知道の一部や中国道、大分道などは東北や北陸など降雪地と同じような冬用タイヤ規制(チェーンをつけているノーマルタイヤでは通行不可能)が実施されています。2014年豪雪を気にいろいろと変わりました。



とりあえず言えるのは、「余裕があれば冬用タイヤはつけておいて損しない」ということです。ノーマルタイヤではいくら立派なSUVを買っていても無意味です。冬用タイヤをつけた後輪駆動のスポーツカーのほうがよっぽど役に立ちます。冬用タイヤはできればブリヂストンがいいですが、無理なら他社製でも可です。



降るときは静岡、高知、鹿児島でも降ります。他人事じゃないので気をつけましょう。今日の夜から愛媛県も積もるかもと言われています。



ちなみに愛媛県で一番よく雪が降るのは宇和島市周辺です。意外なことに。雪雲が関門海峡を抜けて南東方面に移動したらちょうど宇和島のあたりで高い山にぶつかりますからね。

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