という比較ができる時代が来ること自体がすごいことだと私は思っています。現実に起きようとしています。道東道の阿寒町延伸です。2016年3月に開通するこの道路によって、10kmくらいを除いて高速道路だけで行き来できるようになってしまうのです。
道東道といえばいろいろ言われていましたが、紆余曲折を経てついに事実上の完成形がお目見えすることになります。
帯広側起点は国道38号国道と国道241号の交差点(大通北)
釧路側終点は釧路外環状道路と国道240号の交差点
で比較してみます。
一般道経由
釧路外環状道路と国道240号の交差点付近の距離標識を見たらこう書かれていた
つまり大体約110kmくらいです。
高速道路(道東道経由)
約8km 帯広市~音更帯広IC
88.6km 音更帯広IC~阿寒IC
14km 阿寒IC~釧路外環状道路
111km 合計
料金 軽自動車:930円 普通車:1130円
という結果になりました。
距離はほとんど同じ。1,130円余分に払う気があるかどうか。おそらく道東道のほうがかなり速い。
道東道は全て片側1車線対面通行ですが、帯広~釧路の流動は国道38号を見てもそこまで多くないのです。だから夕張あたりから十勝清水あたりまでの走りにくいあの環境ほどにはならないです。
ただし高速は全て内陸部なので凍結が心配ですね。
交通量はこのpdfに載っています。
http://www.ks.hkd.mlit.go.jp/hodo/pdf/H27/151016_2.pdf
シルバーウィーク時で、浦幌~白糠が1日5,300台、国道38号が9,000台程度
断面交通量がかなり車の多いシーズンで15,000台程度ということです。
それ以外の通常時は7割程度だと考えると、全て道東道に移動したとしてもかなり余裕のある交通量となる可能性があります。
- 音更帯広~本別は金がかかるから使いたくない、本別~阿寒だけ使う
こんな人のために、音更帯広~本別の比較もしてみました。
40.6km 高速経由
約50km 一般道経由
ということです。帯広~釧路の間を音更帯広~本別だけ一般道を使う場合、国道38号よりも10km遠回りとなります。時間的にはどうなんだろう、こればっかりはやってみないとわからないですね。北海道は遠すぎるので私はできませんが…
- 音更帯広ICの問題点
音更帯広ICが札幌側アクセスに便利な構造になっていて、柏林台あたりに住んでいる方はともかく駅付近に住んでいる人にとっては難のあるアクセスとなっています。これは盲点でしたね。まあ今まで音更帯広ICから釧路方面へ高速道路を使おうとする車は皆無でしたでしょうからこういう問題が出てくる時点ですごいことですが。
長流枝PA(おさるし) にスマートICでも作ればいいのかもしれませんが、これはこれで需要の問題ががるので…
- まとめ
どちらも距離は変わらないが、時間的には道東道が完全有利!高速道路料金は払おう。
国道38号は今までより空くだろうから下道派も快適になる。
とにかく便利になるのは間違いなし!北海道の方にとっては待望の開通になるでしょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿