2014年7月17日木曜日

圏央道・海老名JCTを先頭に大渋滞する理由とは

2014年6月28日に、東名~中央道(~関越)が圏央道でつながりました。
その影響で、今までは渋滞しなかった海老名JCTを先頭とした渋滞が頻繁に発生しています。


内回り(八王子→海老名方面)の渋滞

は単純です。
2車線が1車線に減るために発生しています。
車線が減るタイプの渋滞なので通過するのにかなり時間がかかりますが、
発生する時間帯はそんなに長くない(休日の午前中が中心)のが特徴です。
(とは言っても、1車線しかない関係で3連休や盆・暮れなどではとんでもなく混みますが)
(追記 すみません海老名JCT内回りの渋滞舐めてました。3連休で1日中渋滞していました)

2015年3月ごろ?には海老名JCTから先の圏央道も開通しますが、
渋滞状況は変わらず、むしろJCT手前で直進したい車の進路が妨害される可能性が高いでしょう。


2015年11月追記:
東名から東北道・新4号まで圏央道1本で結ばれた影響で、午前中だけでなく午後も内回りの渋滞がかなり酷くなっているようです。時間にかなりの余裕を持って運転してください。
渋滞地点手前には厚木PAがありますので、疲れたと思ったら休憩してください。なお駐車場は狭いので満車の可能性もあります。厚木PAの手前は狭山PAです。



動画(圏央道→東名)



2015・10月追記
これから説明する海老名JCTの当該区間、
1車線から2車線に車線増されました。
かなり通行形態が変わっているのでご注意ください。詳しくは↓のブログ記事へ
速報  海老名JCTの例の渋滞多発区間 車線を引き直して2車線化http://rcp193.blogspot.jp/2015/10/jct2.html


2016年1月追記 2車線化後の動画撮影してきました。よろしければご覧ください。



こちらも合わせてご覧ください
海老名JCT2車線化の効果を実際に走行して確かめてみたhttp://rcp193.blogspot.jp/2016/01/jct2.html



(これから下の渋滞説明は、2014年7月当時のものです。2015年11月現在は通行形態が暫定的に変更されています。ご注意ください。2019年以降まで続く見込みです)


外回り(厚木出口→集散路→海老名JCT)の渋滞はもっと深刻です。
平日でも夕方であれば発生してしまっています。
休日午後は特に渋滞がひどくなります。
しかも、渋滞の中では最悪の部類である、1分で数十メートルくらいしか進まないような
渋滞が発生してしまっています。


現在の東名上り~海老名JCT の構造です。
画像を見れば渋滞原因がなんとなくわかると思います。
名古屋方面→圏央道からの車には、1回の車線変更と1回の合流を強いる構造となっています。
せっかく立派な集散路を作っているのに、台無しです。

○で囲んだ部分を先頭にした渋滞が発生するのも必然です。ちょっと車線変更にてこずると、合流にてこずると、大渋滞が発生してしまいます。

海老名ICまで、相模原愛川ICまでしか開通していない時期はこんな構造でもよかったのでしょうが、東名~関越が繋がっただけで大渋滞です。

海老名JCT自体も現在は未完成です。
未完成の状態でもこの有様なので、完成したらどうなることやら…

※補足 上の○の部分はオレンジ色優先になりました。
(ブログを書いた当時はまだ緑色優先だった)





ちなみに圏央道・海老名JCTの完成系はこうなります。
2015年3月ごろ?に完成系となる予定です。
(追記 開通しました)

部分開通時よりもボトルネックが増えているように見えます。
今の状態では、2回目の合流が終わればあとはスムースに本線へと入ることができますが、
完成系では、さらに圏央道本線への合流が追加されます。
茅ヶ崎方面から八王子方面へと向かう車も多いでしょうから(特に夏季)、渋滞がさらにひどくなるのは間違いありません。

そして集散路は、左車線が八王子方面へ 右車線が茅ヶ崎方面へと分かれる構造に進化します。
そのために車線減少が原因の渋滞は、車線変更が原因の渋滞に変わるでしょう。
(主に、渋滞している車線からしていない車線に変更する車のせいで後ろが詰まってしまう事象が多発すると思われます)


小菅~堀切、熊野町~板橋の亜種が圏央道に誕生するわけです。たまったもんじゃありません。


ちなみに、圏央道茅ヶ崎方面も八王子方面と同じく、東名下りからとの合流に難があります。
夏季は茅ヶ崎方面もボトルネックになりそうです。
(すでに2015年3月28日にボトルネックとなっているのを渋滞状況を見て確認しました)
(2015年8月追記、8月1日夕方茅ヶ崎方面も渋滞しているのを確認しました。花火大会が影響しているものと思われますが、交通集中すると集散路は両方向とも渋滞するようです)


※補足 上中央部分の○の部分はオレンジ色優先になりました。
(ブログを書いた当時は緑色優先だった)

また、走行動画を見て実際気になった部分としては、圏央道本線に向かうまでの登り坂がきつくて非力な車は思い通りに加速できず、自然渋滞となってしまっているようでした。
これは改善するのが難しいでしょうね。


動画(東名→圏央道)




 海老名JCTの渋滞が緩和される日は来るのか?




2016年度末に、新東名・厚木南IC(国道129号に接続)~海老名南JCT(圏央道と接続)
が開通します。
これにより、う回路が1つできます。下りてまた乗りなおすのも手でしょう。

2018年度末に、東名、伊勢原JCT~厚木南ICも開通するので、高速を下りなくても済む
う回路が開通することとなります。
ここで海老名JCTの渋滞は大幅減少するでしょう。

そして2020年度末に、新東名が御殿場から直接圏央道まで接続されます。
(豊田JCT~海老名南JCTが開通)

これにより東名と新東名とで交通が分散されると思いますが、
海老名JCTの構造が変化するわけじゃないので、ちょっとしたことで渋滞する状況に変化はないでしょう。
通常時は流れているんです。ちょっとした要因ですぐに詰まってしまうのが問題なんですね。

また、新東名と圏央道の接続部分となる、海老名南JCTが変な構造になっているみたいなので、この部分でも渋滞が起きる可能性はあります。

海老名JCTで渋滞が起きないようにするなら、九州道鳥栖JCTのサガンクロスのように、
ここに入ればあとは何の分岐もなく直接圏央道に乗り入れできる亘り線の整備が必要だと思います。

(しかしなぜこの時代になって新しい道路(それも重要なJCT)にボトルネックを作ったんだろう)







関連記事

実際に運転してみてわかった、海老名JCTの問題点
http://rcp193.blogspot.jp/2015/10/jct.html

実際に運転してみてわかった、圏央道・久喜白岡JCTの問題点
http://rcp193.blogspot.jp/2015/10/jct_10.html
圏央道外回り・海老名JCT先頭の渋滞 金をかけずに解消させる方法
http://rcp193.blogspot.jp/2014/07/jct_25.html
(たぶん金をかけないと解消しないとは思います)


圏央道外回り・海老名JCT先頭の渋滞 金をかけて解消させる方法
http://rcp193.blogspot.jp/2015/03/jct.html



海老名JCTがすべて完成した時に起こるであろう、マナーのないドライバーによって引き起こされる迷惑な渋滞現象
http://rcp193.blogspot.com/2014/08/jct.html


東名高速道路上り・大和トンネル先頭の大渋滞をほぼ回避することができる画期的ルートが実はひっそり開通していた

2 件のコメント:

  1. ちかじか、そちら方面へドライブをとおもってますが、72歳の私は心配で、問題JCTを無事過できるか否か?、ドライブを中止したほうがよいか、思案中です。
    私は群馬の村です。

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    1. 心配なら渋滞が予測される時間帯を避けて通行してください。小田原、箱根、三島が目的地の場合は、海老名JCTをスルーして南下、新湘南バイパス・西湘バイパス・箱根新道を利用する方法もあります。

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