2017年9月23日土曜日

神戸JCT~高槻JCT 新名神経由と吹田経由の距離・走行のしやすさについて違いを予測する

2018年3月18日、新名神高槻~神戸が開通することで、中国道・名神経由と比べてどれくらい距離が短縮されるのでしょうか?












基本的に距離は変わりません。新名神のほうがむしろ微妙に長いです。数百メートルくらいだとは思いますが。

何が違うのかといえば、名神・中国道は交通量が多い代わりに(吹田~中国池田を除き)3車線です。新名神は交通量は多くないと考えられますが2車線です。ここが大きな違いとなってきます。具体的には、「大型トラックの90km/h追い越し合戦に巻き込まれる可能性」はどちらが高いかです。
大型トラックは(一部の無法者を除き)90km/h以上出せませんが、リミッターには若干の誤差があります。誤差の範囲でも構わず追い越しをかけるトラックが多いため、走行車線追越車線共に90km/hのトラックが走っていることが多くなります。
山陽道や新名神滋賀区間を走行している皆さんにはお馴染みの光景かと思われます。
今回開通する区間でも同じようにトラックの低速追い越し合戦が繰り広げられることでしょう。




(2018.03追記)
大きな違いが1つありました。サービスエリア、パーキングエリアの差です。この区間、名神&中国道には「西宮名塩」というショボいサービスエリアしかありません。京滋バイパス経由だと西宮名塩の次は60キロ以上先の草津PAまで休憩施設がありません。
一方で新名神には「宝塚SA」と「茨木千提寺PA」という休憩施設があります。茨木千提寺PAはトイレだけですがとても広いPAです。休憩だけならここが一番です。





休憩施設は新名神のほうが格段に優れています。長距離走行には新名神のほうがいいでしょう。

(追記ここまで)


それから新名神・名神分岐合流地点での速度低下の問題もあります。こちらが当面の間の最大の問題でしょう。


(名神上り 高槻第二JCT合流予定地 2014年1月撮影)


(2017年12月撮影、4車線化されました)


上の画像を見ればわかるのですが、上り・高槻第二JCT(新名神・名神の合流地点)と天王山トンネル付近の左右ルート分岐は1キロしかないのです。ここが非常に問題となってきます。

上り・天王山トンネル西側の左右ルート分岐地点というのは、事実上の大山崎JCT分岐です。右ルートに行くと強制的に名神につれていかれます。よって普段から左ルートに車が集中しやすいのですが、新名神から名神に合流してから1キロの間に2車線跨いで右ルートに行くのは難しいですから、新名神開通後は余計に左ルートが混みます。高槻第二JCTの東側1キロは上下線とも渋滞多発地点になる可能性があります。たぶんなります。


下りも同様で、大山崎JCTを先頭に渋滞になる可能性はあります。
左右ルート合流から高槻第二JCTまでの1キロ区間も酷い混雑が予想されます。
大変心配したほうがいいでしょう。





名神下り高槻JCT手前で左右ルートが合流して車線が一旦減少


(2018年1月撮影、現在は川西が岡山へと変わっているそうです)




この状況が解消されるのは、大津JCT(草津JCTの手前)~高槻JCTが開通するとされる2023年度(実質2024年)です。どっかのボンクラが新名神の建設を凍結したせいで余計な心配をしないといけなくなっているのですが、ここで悪口をこれ以上言うのはやめときます。

2024年までは、個人的には天王山トンネル付近で快適走行をするために名神・中国道を使い続けてもいいとは思います。ただ新名神が開通しても宝塚あたりの渋滞もしくは速度低下は多少残るはずですので、混雑が予想される時期はどっちを使ってもいいとは思います。正直判断が難しいです。また開通してからいろいろ解説を追加します。


そういえばどこかで山陽道が高槻まで延伸されるという表現を見て、秀逸だなぁと思いました。

(2018.03.22追記)
3.19と3.20と3.22の交通状況を見ての判断です。あくまで平日の傾向ですが…

・新名神、名神、中国道に渋滞はない
・近畿道(夕方は松原方面)の渋滞がひどくなっている可能性がある
・阪神高速池田線(夕方は大阪市街方面)の渋滞がひどくなっている可能性がある
・阪神高速神戸線の渋滞は緩和されている(解消されてはいない)
・新御堂筋の交通量が増えて渋滞が悪化している可能性がある
・高槻~大山崎で速度低下が発生している可能性がある

というのがわかりました。

特に近畿道の渋滞が悪化している可能性があります。摂津南~摂津北ではよく渋滞するのですが、それが吹田JCT(中国道からの料金所)まで伸びて、さらに吹田ICの合流点(中国道・名神・中環から近畿道に入ってくる地点)で深刻な速度低下を起こしているように感じます。しかもこの渋滞は名神や中国道本線まで伸びるケースがあります。(3月20日にそうなりました)
年度末の5・10日なのでそのせいかもしれません。私には判断つきかねます。

いずれにせよ、宝塚トンネルを先頭とした渋滞がなくなったおかげで、今まで堰き止められていた中国道→大阪市街・松原方面の流れが堰き止められないまま一気に流れるようになっています。渋滞ポイントが東に移るのはおかしなことではありません。

特に気をつける地点は
「吹田JCT(料金所通過を伴う場合)」
「池田線」
の2つです。

そしてもう一つ、中国道→名神と移動する車(山陽道→茨木ICと移動する車や、宝塚・中国豊中から京都方面に向かう車)は14~19時にかけて吹田JCT手前で右側車線へと車線変更することをおすすめします。摂津南~摂津北先頭の渋滞が中国道本線まで伸びている可能性があります。その場合に塞がれるのは左側車線です。
また名神高速京都方面⇔西宮IC方面を通行する場合も、本線上の渋滞にはくれぐれもご注意ください。こちらも左車線が渋滞します。

休日についてはデータが1つしかありませんが、宝塚渋滞は解消されています。ただし宝塚北SAに車が殺到しています。ここは大したSAではないと聞いています。わざわざ何時間も並んでまで入る価値があるかどうかはわかりません。休憩する場合は「茨木千提寺PA」もしくは「草津PA」「淡河PA」「赤松PA」の利用をおすすめします。

(2018年3月24日追記)

大雨の春分の日を経て、開通後最初の土曜日を迎えました。中国道下りは朝っぱらから事故渋滞していたため参考になりませんが、夕方の渋滞については大まかな傾向がつかめました。といっても平日の傾向とほぼ同じです。違いは・・・

・夕方は吹田JCTで渋滞する(中国道→近畿道が酷い、名神→近畿道は大したことない)
・夕方上り中国池田ICでは出口で渋滞する(本線まで続く)
・宝塚IC出口も渋滞し本線まで続く
・名塩のR176の渋滞は緩和されていると思われるが解消はされていない
・阪神高速神戸線の渋滞は緩和


これから書くことは若干アウトローな方法なので、あんまり実践してほしくないのですが…

吹田JCT渋滞を最短時間で抜ける方法として有力な方法に「中国吹田ICで降りて中環に合流したあと、吹田ICで再び近畿道に入る」があります。たぶんこれが一番早そうだと私は感じたのですが、この方法には弱点もあります。それは「吹田IC近畿道料金所を通過したあとの通過速度が著しく低下すること」です。私は実践予定がないため、この方法が本当に使い物になるかどうかはわかりません。気になる方はお試しください。











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新名神
43.1km

名神・中国道
31.7km 中国道
11.1km 名神
42.8km 合計

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