2017年9月13日水曜日

スクメロ(スクールガールストライカーズ トゥインクルメモリーズ)をプレイしてみた感想

スクールガールストライカーズという無料のスマホゲームがあって、このゲームは1分の空き時間があればさくっと終わらせられる稀有なゲームなのでときどきプレイしています。このゲームの目玉はさくっと終わらせられる快適ゲーム部分と、読み始めたら止まらないシナリオ部分にあります(ただしエピソード2を除く)。






そんなゲームのスピンオフとして、音ゲーが出ました。「スクールガールストライカーズトゥインクルメモリーズ」です。音ゲー好きとしては、好きなゲームが音ゲーになるなんてまさにピンズド補強ですが、音ゲーにはひとつの条理があります。「時間を食うこと」です。


ガチャを引くためにあらゆるゲーム臭い作業をすることに飽きた「スマホゲームの条理の果てを識る者」が集うスクストプレーヤーに、「音ゲー」は受けるのだろうかと思っていたのですが、案の定リリースされてからかなり苦戦しています。ガールフレンド(♪)というとんでもないゲームを作ったところが開発元ということも心配点の1つでした。

2017年秋現在のスマホ音ゲーは古今東西いろいろなライバルがひしめき合う世界です。ラブライブ1強の数年前とは状況が違います。



ただ、個人的には面白いゲームだと思いました。が、かなり目立つ粗もあります。それも含めて感想とこれから始める予定の人に向けてのアドバイスなどを書いていきたいと思います。







レグルスが目立ちすぎる



スクストにはいろいろな「ガール」がいて、特に誰がメインヒロインというわけでもない、はずですが・・・

スクストというゲームには36人のスクール「ガール」がいて、(2017年9月現在は)それぞれ36人が出てきて、誰がメインヒロインとかそういうのはあまり感じられないような作りになっています。(人気的には夜木沼伊緒一強なのですが)


ところが、音ゲー版には「アプリコットレグルス」というチームが新たに登場、5人の新キャラがいて、その5人を中心にストーリーが進んでいきますし、楽曲もレグルスだけで半分以上を占めています。(ちなみにスクスト本編には一切出てこないです。そもそも開発元が違います)


「スクストのキャラ皆がある程度平等に扱われない」という事態がこのアプリでは起きています。レグルスを前面に出過ぎています。ストーリーも曲もレグルスばかりです。それ以外もですね。


アプリコット・レグルスの5人
中の人は全員新人らしい

それもそのはず、このゲームはエイベックス所属の新人売り込みのために作られたようで(真偽は定かではない)、ネット放送でもレグルスばっかり出てきますし宣伝もレグルス中心です。スクストを組み合わせたがゆえの悲劇が起こっています。最初の方はレグルスの出番をもっと少なくしてほしかったし、曲もレグルス以外を充実させてほしかったかなと思います。



ただ、スクスト自体も最初はトルテ若干優遇でしたからあんまり変わらない気もしますが、トルテの場合はその時点ですでに人気の声優を集めていますし、実力が伴ってもいます。
レグルスの場合はすべて新人で棒読みの人も結構います。最初は「ヴェエ」と思ったのですが、音ゲープレーヤーはもっと素晴らしい棒読みを経験しているはずですので、この程度の棒読みなら問題ないかもしれませんが、やっぱり棒読みであることは間違いないです。これを修正するのには個人が努力すればすぐうまくなるわけではないです、時間がかかりますしね。本人が悪いわけではありません。

いろいろ考えてみると、既存のプレーヤーからするとレグルスばかり出てきているせいで、ゴリ押しされているという印象は否めません。ただキャストの皆さんが悪いと言っているわけではありません。運営の仕方がよくなかったのかなと思います。




音ゲー部分は面白いがインパクトはない




音ゲー部分はいわゆる「デレステ」型のものでもなければ「スクフェス」型のものでもなく、既存の音ゲの中では「Cytus」に近いものです。Cytus方式というのは目新しく面白いです。個人的にはデレステ型でなかっただけ遥かに良いです。(あの方式はプレイしにくい…)

このシステム、ちゃんと曲に合わせてPerfectになるタイミングに設定すると音ゲーの中でも抜群の気持ちよさなんですが、設定をミスすると抜群の気持ち悪さになります。不評の理由になっているかもしれません。

ただまあ音ゲーですので、それなりのカードを揃えればスコアSくらいなら楽にいけますし、今できなくても半年普通にプレイすればスコアSはできるようになります。一方で下手くそでも金を積めばスコアSやコンボSをとれる。ようにはなりません。だから、性能を上げるためにお金をつぎ込んでもらえません。

これらは基本無料のスマホ音ゲーすべてが抱える問題です。一番人気であるスクフェスやデレステですら存在しているものです。とにかく魅力的なカードを出してガチャを引いてもらうしかない。このカードがあればなんでもできるというものがないです。

(追記・修正あり)
しかし曲は結構良い曲が多いんですよね。できればいろいろなチームの曲を多く聞きたいです。レグルスもいいし他のチームもいいし、曲は良かったと思います。レグルスにも慣れてきました。
CDが出たら買いますので、早期の発表をお願いしたいです。ゲームショーで発表あるかな?





流行ってるかどうかと言われれば、流行っていないと言わざるを得ない


はやってないですよね。誰もやってないし、スタミナ漏らしまくりの私ですら、イベント5000位以内には入れそうです。このゲームの初イベント、ランキングで5,000位以上が事実上の最高報酬です。スクフェス的に言うと1万位以上の3枚取りです。それが適当に毎日プレイするだけでとれるのはヤバイ。

流行っているかどうかは従来ゲームの本質には関係ないですが、スマホゲームの場合は流行ってないとサービス終了になります。流行っているかどうかは大変重要です。しかし今駄目だと音ゲージャンルでは今後上がり目があまりないですね…。

じゃあもう失敗企画なんじゃないのか?と言われたらその通りで、打つ手はないんじゃないかなあと考えてしまいます。そもそも発表時にファンや外野からヤバそうとは言われていましたし、私もこれはどうなんだろう、成功するんだろうかと思っていました。

もしここから大逆転するとしたら、本家のような戦闘ものにするか、あるいはロボに乗せる路線にするか、とかいろいろありますが音ゲー以外の部分を強化していく必要があると思います。このゲーム、なにせ気軽にプレイできないですから。シナリオが面白ければ大化けはあると信じたいです。でも誕生日イベントすら追加できない運営だから期待は薄いのかもしれません。





どんな人がプレイすべきか



今のところ失敗作であり、かなり早い時期にサービス終了になると考えてしまうのですが、このゲームはどんな人がプレイするべきなのでしょう。考えてみます。

まず最初に言えるのは「天音推しは絶対プレイしなさい」ということです。このゲームの天音は見ないと絶対損します。プロキオンプディングの5人推しの人もできれば見ておいたほうがいいでしょう。

続いて言えるのは東雲リョウコ推しもプレイしたほうがいいかも、ということです。理由はよくわかりませんがスクスト本編より魅力的です。第2回第3回リョウコ推しの称号持ってる私が言うのだから間違いないかと思います。



レグルスを期待して、プレイする人はいないと思います。ラブライブみたいになるかも?って考えている人はいるのかもしれませんが、さすがに時代が違いますので、ラブライブみたいにはならないでしょう。あれは奇跡というものです。

スクスト知らなくて完全新規でプレイするという人は、スクメロではなくスクストのほうをおすすめしたいです。是非エピソード1と3を読んでみてください。2は流し読みでいいです。



辛辣ですが

ここまでかなり辛辣ですが個人的にはずっと続いてほしいと思っていますしサービス終了までたぶんプレイすると思います。本家のほう優先になるのは間違いないですが、こちらもこちらでメリットがありますので続いてほしいです。



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