統計を見てみるとわかる、単純な話です。
交通事故関連の数字を、東京 千葉 埼玉 神奈川 の1都3県の数字を合算したものと、日本全国の数字を比較してみます。ついでに鳥取、島根、高知の3県の数字も比較です。
(データは、2015年1~11月までの交通事故発生状況をもとにしています。本当は2014年1年間の交通事故発生状況のデータを使いたかったんですが、千葉県警がデータ改ざんしてしまったせいで過去のデータは信憑性にかけるデータと判断され封印されてしまいました。この記事を書いている2016年1月には最新のデータしかありません)
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/GL08020103.do?_toGL08020103_&listID=000001141868&requestSender=estat
2015年1月~11月末に発生した交通事故件数
485,410件 全国
99,859件 首都圏
30,950件 東京
26,476件 埼玉
25,720件 神奈川
16,713件 千葉
923件 鳥取
1,247件 島根
2,185件 高知
こうしてみると、わかりやすいです。田舎ではほとんど交通事故が起きず、都市部に交通事故は集中しているということですね。鳥取に至っては年間1000件レベルの少なさです。驚異的な少なさですね。あの県、鳥取~米子の移動が多いから意外と事故が多そうな気もするんですが…
ついでに首都圏以外の都市部(愛知、京都、大阪、兵庫、福岡)も調べてみましょう。
485,410件 全国
29,449件 静岡
40,415件 愛知
8,461件 京都
36,509件 大阪
25,980件 兵庫
35,963件 福岡
愛知県が突出しています。また、人口の割には静岡はやたらと事故が多いです。これは東京と名古屋・大阪を結ぶ通過地点なのも影響しているでしょう。
これらの事故が多発している大都市部+静岡県とそれ以外で比較してみましょう。
276,636件 大都市部+静岡県
208,774件 それ以外のいわゆる田舎
なんと、大都市部+静岡県で起きている交通事故の数のほうが、それ以外の田舎と比べたら多い!というのが判明しました。田舎には札幌、仙台、広島も含めているので、田舎の交通事故はもっと少ないということがわかります。
前に似たような調査をしたら半分超えることはなかったんだけどなあ…ここまで偏ったデータが出るとは思わなかったです。
・このデータからわかること
都市部は事故が多いから、運転自体を取りやめるのが一番良い。
そして運転するなら田舎に限る!
高知県が年間2,400件程度の事故数になっていましたが、他にも秋田、岩手、福井が同程度の事故件数となっています。また、北海道では札幌管内でこそ事故が7,000件ですが、それ以外のところでは事故がほとんど起きていません。北見管内では年間400件ペースですよ!
このデータは、レンタカーを使う場合にも参考になります。事故の少ない県まで公共交通機関で移動して、そこからレンタカーを使えば事故リスクを大幅に減らせます。都市部在住の方が自宅から運転しているとリスクが高いです。
この統計情報をみるだけでもだいぶ賢くなれるので、興味のある方は読んでみてください。
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