「いいえ、スタッドレスタイヤじゃないとダメです」
と答える場合が圧倒的多数です。私もそう答えます。知恵袋とかツイッターとかでよくこの手の話が出てくるとほぼ確実にこういう答えになります。
なぜ、このような答えになってしまうのでしょうか?
- ノーマルタイヤで大丈夫かどうかは確率論である
一般的に雪道やその寸前になるような道路の場合、ノーマルタイヤでも大丈夫な場合が多いですが、ダメなこともあります。そして大丈夫に見えるところでもダメだった場合もあります。実際にその日その場所へ行ってみないとわからないんです。こればっかりは運任せでしかありません。もっとも、幹線道路はかなり厳重に凍結防止対策を実施していますが、無意味なこともあります。雪の場合、新雪だと間一髪の場合もありますが大体ダメです。
駄目だったらどうなるのか、答えは単純です。事故ります。事故って「ネットで大丈夫だ」って見たのに!どうしてくれるんだ!と言われたら困るから「いいえ、スタッドレスタイヤじゃないとダメです」となってしまうのです。
大体、降雪地やものすごく寒くなる地方ではスタッドレスタイヤが役に立たないこともあるのに、ノーマルタイヤで行くなんて無謀でしかない。
北海道や東北、新潟、長野、北陸、北近畿、山陰、あと沖縄除く山間部ではほぼ100%の冬タイヤ装着率ですが、それ以外での場所ではまちまちです。これには、おそらくノーマルタイヤで乗り切れた人が多いからではないかという感想を持っています。
青森県で遭遇 あなたはこの状況で乗り切れるか?
なおこの車はスタッドレスタイヤ装着済
- 日本は沖縄を除いて冬場スタッドレスタイヤじゃないと困る状況が絶対に発生する気候
しかしですね、ツルツルに凍る場合や雪が積もる場合は九州最南端でも発生します。種子島や屋久島でもあります。絶対に発生しないのは奄美や沖縄、小笠原くらいではないでしょうか。
日本のほとんどの地域で、スタッドレスタイヤじゃないと困る状況が必ず発生します。年に1回もない場合もありますが、大体発生します。降雪地や山間部でみんなスタッドレスタイヤを使うのは、困る状況が頻繁に遭遇するからです。それ以外の地域ではスタッドレスタイヤも持ってない人が多いのは、「運が良くて事故らなかった」から、もしくは「その時だけ車を使わなくても生活上の支障が出ない」からです。
このことはよく覚えておく必要があります。
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