2015年4月24日金曜日

新東名と圏央道を結ぶ海老名南JCTや東名伊勢原JCTも渋滞の発生地点になってしまう可能性が浮上

9秒で丸わかり的に要約すると、

・圏央道と新東名がつながる、海老名南JCTのJCT構造も結構変です(特に上り線)
・上り 左車線:茅ヶ崎方面 右車線:八王子方面へ分岐する形なので、交通集中の可能性がある
・新東名開通後も、混雑時期は海老名JCT、海老名南JCTの両方とも渋滞する可能性がある

予想図として2015年にアップした画像です。2018年1月開通後に動画を見たのですが、どうやら完成形はもうちょっとショボいようです…

(この記事は2015年にアップされたものですが、2018年になって大体どうなるか予想できてきましたので、画像のパワーアップや内容追加を予定しています)






「海老名南JCTが開通したら海老名JCTの渋滞は解消される」という意見をよく見ますが、
上に書いたような構造(海老名JCT、海老名南JCTともにJCT内で1車線に絞られる構造、現在海老名JCTは暫定的に無理やり2車線にしている状況)なので、実際に海老名南JCTより西側がすべて開通してみないと交通が分散して渋滞が解消されるかどうかわからないです。
海老名JCTも海老名南JCTももうちょっと余裕のある構造になっていればよかったんですけどねえ…


2021年度以降、予想される最悪の渋滞ケースは以下のような感じだろうとは思います。




新東名の静岡区間では開通後、新東名+東名の総交通量が新東名開通前より増えているわけですが、それが神奈川県区間でも起こることが予想されます。
2018年度に新東名:伊勢原JCT~海老名南JCTだけが開通した段階では伊勢原より西は東名3車線のみ、伊勢原より東は海老名まで2車線追加される形なので、現状の渋滞状況は改善されるるのが確実ですが、2020年度に御殿場JCT~伊勢原JCTが開通すると、東名3車線+新東名2車線分の交通量が、一気に海老名JCT付近になだれ込むわけです。
平日は良いですが、休日午後は交通集中による渋滞悪化が懸念されます。

また、2015年現在では圏央道はまだ東名~関越道のみつながっている状態ですが、東北道まで繋がると海老名JCT内の交通量は増えるでしょうから、海老名南JCTが開通したとしても焼け石に水になる可能性もあります。
2018年追記
(実際に繋がった後の状況は確かに交通量が増えています。1日2~3万台が通行しているようです)


某記事と同じ結論になってしまうのですが、この渋滞を回避するためには、新東名が開通したとしても御殿場から東名高速を通って、なおかつ左車線にはいないことが重要になってきます。



なお、圏央道の新湘南バイパス~首都高湾岸線(藤沢~釜利谷)が2020年度に開通予定です。横須賀付近の車は便利になると思いますが、横浜起点だと保土ヶ谷バイパス経由と比べて遠回りになってしまう(当然東京起点でも遠回りになる)上に料金も高いので渋滞緩和にどれだけ効果があるかよくわからないとですし、そもそも2020年度開通予定も予定がかなり無理矢理感があるので予定通り開通しないと思っておいたほうがいいでしょう。
画期的な道路ですが、今後10年は開通しないものと思っています。(大体、当初の予定だと2015年度→2023年度となっていたのに、急に2020年度となったので)




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