2014年10月2日木曜日

4Kで動画撮影できるビデオカメラ、4KハンディカムことFDR-AX100を購入したのでレビュー

4KハンディカムことFDR-AX100を買いました。
待ちに待った4Kです。





1日使ってみた感想をこのブログでは書いてみたいと思います。
情報がまだ不足している感じがありますので、
このブログで少しでも4K情報を出せればと思っています。


・綺麗
圧倒的な美しさです。デジカメの写真がそのまま動いてると考えてもらえば良いです。
これ以上言えることはありません。本当に綺麗です。



FDR-AX100は、廉価なフルHD機種と比べると素子が大きいので、それも画質に影響しています。
多分現行ハンディカムで一番人気であろうHDR-CX535は1/5.8型素子です。
(4K移行前に私が使っていた2010年モデルのハンディカム(CX370V)は1/4型だったんですが…)








比較画像(クリックして拡大してみてください)
←フルHD

←4K


















・手ブレ補正は許容範囲というか充分すぎる
ただし、アクティブ補正時に限る
スタンダードではちょっと弱いです。アクティブだとかなり効きます。
空間光学手ブレ補正ほどではありませんが、それ以前の機種並と考えてよいでしょう。
車載動画には充分使えます。
ソニー以外だと手ブレ補正が弱いですが、手ブレ補正こそがビデオカメラを購入する最大の利点です(次点は広角かどうかですが、それもソニーが一番優れている)から、ビデオカメラはソニーを選ぶのが良いです。




・対応している編集ソフトが限られる
今までCorel VideoStudioシリーズを使ってたんですが、ついにお別れとなりそうです。
VideoStudioでは4Kハンディカムに対応していないため、使えません。
一応、ソニー謹製「Movie Studion Platinum 13」が4Kハンディカム購入者のみ無料で使えるのですが、正直使いにくいです。
Adobe Premiereシリーズに移行しようかどうか検討しています。




・動画サイズが大きい
60Mbpsという圧倒的大容量なため、
128GBのSDXCカードで撮影可能な時間は4時間34分でした。。

車載動画撮影者は1日9時間くらいの撮影は普通ですから、
128GBのSDXCカードを複数持っていたほうが良いでしょう。
なお、256GBのSDXCカードは2014年10月現在、まだ高すぎる上にまともなメーカーから出てないので現実的ではありません。
64GBでは2時間17分の撮影が可能です。

それともう一つ注意しないといけないのが、安いSDXCカードでは書き込みエラーが出る可能性が高いということです。可能な限り最高額で最高速のSDXCカードを利用してください。
これは4Kハンディカムに限ったことではなく、4K撮影可能なすべてなカメラ(スマートフォン含む)に共通です。このブログ見て「低速でもいけるやん」と思われたら困るんで低速カードのテストをする予定もありません。
(→方針転換 テストします)






・編集やエンコードに時間がかかる
これはもうしょうがないです。4Kの動画を編集できる状態に持って行くまでに時間がかかります。
編集後にエンコードするのにも時間がかかります。
今までフルHDで楽々編集してたのが4Kで一気に大変になりました。

GoProシリーズで4K動画を撮影し、ソフトウェアで手ブレ補正をかけて編集しようと思っている人に言いたいですが、時間がかかりすぎるので現実的ではありません。
2020年ごろには楽になっているかもしれませんが、2014年の今は厳しいです。

ここ最近のCPUはあまり進化していないので、最新型に買い替えてもエンコード速度向上は望めないでしょう。



・そもそも4Kのモニターを持っていないし、再生対応のグラフィックボードも持ってない
これは個人的な事情です。どちらも持っていないので将来的には絶対買わないといけません。

なお、2014年10月現在、4K対応のモニターは意外と安く買えます。
グラフィックボード等も安く手に入れることができます。
エイスーステックの4kモニターはTN液晶ではありますが7万円で60hz(60fps対応)です。
4Kディスプレイは、「DisplayPort」で接続してください。
「HDMI」も4K対応が進んでいるようですが、2014年10月現在ではまだ不完全な対応です。

(ここから先は自作PCユーザー向け)
最新型のグラフィックボードであれば、グラボは4K再生支援対応しているようです。
補助電源不要、4K再生支援対応でDisplayPortのあるグラフィックボードには
「NVIDIA Geforce GTX 750」などがあります。
4Kモニターいらないけど4K動画はスムーズに再生したい場合は、
最新型のグラボならオンボードグラボやCPU内蔵グラボでも対応している場合が多いようです。
(詳しくは自分で調べてください)




パソコンを自作する?それ何って人向け
ノートパソコンでの編集は最新型でも時間がかかると予想されます。
編集をする場合は最新型、それもノートパソコン以外のパソコンの購入をお勧めします。



ここまで書いてきましたが、レビューというよりも
4Kハンディカム購入後に必要なものリスト
みたいになってしまいました。

20万出す価値がある圧倒的高画質の動画が撮影できますが、
それを視聴するための環境を実現するためにはお金がかかります。
カメラさえあれば環境はあとからでも整えられるので、迷ってる人は購入をお勧めします。

4K、30fpsであることが気になっている方へ
60fpsは撮影後の編集が30fps以上に大変ですから、2014年現在は30fpsでも充分だと思います。
正直30fpsでも編集がかなり大変です。

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