2016年9月3日土曜日

某ブロガーの北軽井沢旅行は、なぜ非常識的なのか?

先日、とあるブロガー一家が軽井沢へ旅行しているのを知りました。
私は、人が旅行していると「どんな旅行しているのかな」とついついチェックしてしまう性質があるものですから、今回も中身を見てみたんですが、「1日目から非常識的だなあ」と感じるものでした。

なぜ、非常識的に感じてしまうのでしょうか。今回はそこを分析してみたいと思います。
あと、このような非常識的な旅行にならないためにはどうすればよいかも考えてみます。







浅間山が綺麗に見られる保養地・軽井沢(信濃追分駅近く)



基本情報
全行程が5泊6日、4日目に仕事のため北軽井沢にいなくてはいけないが、5泊6日に収める必要はない。また1人ではなく、一家4人(0歳児を含む)での移動である

旅行の詳細
1日目 高知県本山町→軽井沢(群馬県長野原町)
車移動、高速道路経由(大豊IC→上田菅平IC)
経由:(推測だけど)高知・徳島・神淡鳴・山陽・中国・名神・中央・長野・上信越
本山~大豊、上田菅平~軽井沢は下道で移動



さて、地理が得意な人はこの時点で気づいたと思います。
なんでこの長距離を1日で移動して消耗してるの?と。

高速道路会社で距離を計算できるので、調べてみます。

大豊~上田菅平まで740kmあります。そのうち、徳島道の100kmは対面通行です。ここはかなりストレスになる道路です。



また、4車線であっても道路の規格が悪いところも通ります。中央道です。中央道はほかの高速と比べて非常に規格が悪い。いくら半自動運転の車であっても、適切なスピードで走行しないと酔いますし、適切なスピードで走行していてもほかの高速道路よりも疲れます。

中央道には制限70の区間があります。

また、それ以外の下道は全て山道です。高知県側・長野群馬県側で大体50~60kmくらいあるはずです。合計800kmの道のりを1日目から一気に移動してるんです。


最短800kmもある場所ですから、もし私(愛媛県在住)が一人旅する場合であっても、長野へ行く場合はどこかで一泊入れます。疲れるのが目に見えてるからです。実際私が2014年6月に長野県へ行ったときは、敦賀と高山で泊まりましたしね。

家族4人だと2~3泊くらいは入れたいですよね。そもそも旅行じゃなくて仕事なのに一家総出で行くこと自体が非常識的なんですけど…まあそこは置いておきましょう。

で、この一家は1日目の終わりにコンビニでおかず買って、持参した米を宿というか貸し別荘で炊いてるわけです。これもおかしいとは思いますが、あとで考察します。





2日目
北軽井沢の有名な観光地には行かず直売所で買い物しただけ、以上

3日目
滞在中に教えてもらった上田の有名なパン屋へ行っただけ

4日目
仕事した後、多摩地区にある妻の実家へ移動し一泊

5日目
東京市部から高知まで一気に帰ろうとするも、運転手が疲れて急きょ一泊
(宿泊経験のある琵琶湖プリンスホテルに一泊)

6日目
昼過ぎに帰宅



こんなに急いでよっぽど観光したかったのかと思ったら、北軽井沢では特に目立った行動はありません。ゆっくりするだけだったら道中をゆっくり移動すればよかったんじゃないだろうかと思わざるを得ませんが、まあ北軽井沢は避暑地ですしゆっくり滞在するのも良いでしょう。

(ただ、この人が住んでいる場所も四国の避暑地みたいなものなのですが)


4日目、仕事が終わってまだゆっくり滞在するのかと思ったら、妻の実家に移動します。おそらく17時~20時ごろに移動したのではないでしょうか。なんとせわしない。
1人ならともかく、産まれたばかりの子供連れてこの移動はハードです。でも、やむにやまれぬ事情があったのでしょうね。

5日目、実家でゆっくりするのかと思ったらもうその日のうちに高知に帰ろうとしています。なんとせわしない。でも無謀すぎたのか、道中で宿泊するハメになります。詳しく計算したわけじゃありませんが、相模原ICから大津ICまでは450kmくらいあるはずです。
ちなみに吹田から大豊までは300kmくらいです。途中で力尽きたというのがよくわかりますね。

そして6日目、昼過ぎに帰宅しました。





ここまで、旅行の中身を見てきて、旅慣れている人、また旅慣れていない人はどう思ったでしょうか。

私は「旅行なのに、旅行らしいことを全力で避けようとしている」ように見受けられました。もう少しきつい言葉にすると「絶対旅行したくないけど、仕事のために渋々旅行するハメになった。俺の面倒ごとが増えないように嫁も子供も全員連れてきて家事は全部嫁にやらせることにした」と言ってもいいでしょうか。


北軽井沢を含めた、浅間山付近は観光地の宝庫です。私も1~2年以内に現地周辺を行く予定を立ててはいますが、プランを考えるのが非常に面白くて、そして悩んでしまいます。
そこに至るまでの場所もまた、観光地の宝庫です。フォッサマグナのおかげで山々に囲まれた長野県は、日本でも非常に珍しい地形が広がっています。歴史的建造物も豊富です。また、少し足を延ばせば日本海や太平洋を望むことができます。そしてあの富士山も。

長野盆地を一望できる姨捨

長野県東部の近くには、富士山もある




四国人からしたら「長野県へ行って何泊もできる余裕があるなら、一直線で軽井沢へは行かない」んですよね。でも、このブロガーは一直線で北軽井沢に行っている。


こんな魅力的な旅行ができるのに放棄しているなんて、よっぽど教養がないか、よっぽど旅行したくないか、のどちらかしか考えられないのです。


一人でホテルは嫌、一人で外食も嫌、って人間が渋々旅行したのであれば、米を持参して、コンビニでプレミアムレトルト食品を買ったあの行動も納得できてしまいますし、行きも帰りも一日で一気に移動した(しようとした)のもわかる気がします。


個人的には、旅館で食べる朝ごはんが最高だと思う



だけど、人にはよく見られたい。「旅行嫌い」とバレたら講演に呼ばれなくなる。そんな心理が働いて、おかしいことだらけの非常識的な旅行が出来上がったのではないでしょうか。自由に時間が使える人間の旅行じゃないですもんこれ。


しかしこれ、同行させられる嫁さんや子供2人はたまったもんじゃありません。特に嫁さんは悲惨です。小さい子供と大きい子供の合計3人の世話をさせられるんだから。もうちょっと気をつかってあげられないのだろうかと思ってしまいます。



非常識的な旅行にならないようにするには

ここまで読めばわかりますが、旅行嫌いの人間は旅行させないのが一番です。どうしても旅行に連れていかないといけないなら、どんな旅行にするかの主導権は旅行好きな人が持つことにしましょう。旅行嫌いの人間が旅行を計画すると、大変なことになります。

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