2015年9月24日木曜日

フォルクスワーゲンのディーゼル不正問題のヤバい点

VWディーゼル問題はかなり大事になりますし既になっています。
日本だとあまり報道されないのですが。


大事になるという理由について少し解説します。


フォルクスワーゲンには山ほど傘下企業がある世界最大の自動車会社である

グループ企業
・VW(本体)
・アウディ
・ポルシェ
・シュコダ
・セアト
・ベントレー
・ランボルギーニ
・スカニア
・MAN
など

これだけの企業を傘下に揃えているグループは他にありません。
そんな巨大企業の株が数日で半値近くになったのだから恐ろしいことです。

そしてグループ内で可能な限りの共通化を進めています。
VW、アウディ、シュコダ、セアトでほぼ中身一緒の車を仕様を違わせて出していたり…
ポルシェも例外ではありません。

なので、VW本体が経営危機になってグループ企業を切り売りしようと思ってもなかなか難しいです。
MGみたいに名前だけ売り飛ばすのは問題ありませんが…




一番ヤバいのは次の点


・今回不正発覚しているのが2000ccのディーゼルエンジンのみである

今回バレているのが1つのディーゼルエンジンだけです。2000cc、4気筒のTDIエンジンです。
それだけで1100万台なわけです。

しかし、これだけ巨大な企業であれば、
他にもいろいろな排気量のディーゼルエンジンを用意しています。
1200cc 3気筒TDIエンジン
3000cc 6気筒TDIエンジン
4200cc 8気筒TDIエンジン
など多彩なラインナップです。

また、商用車向けエンジンもあります。

これらも不正が発覚する可能性は充分あります。
また現行型だけでなく過去のエンジンもズルしていた可能性があります。
全部がズルだとリコール対象台数が億単位になるかもしれません。恐ろしいですね。


今後どうなるかに注視したいと思います。
といっても個人でできることは限られます。
VWグループのディーラーがなくなる可能性はあるので、グループ企業の車を買うのはしばらくやめておいたほうがいいですね。Saabみたいになってもいいなら別に止めはしませんが。

0 件のコメント:

コメントを投稿